4月28日の日本経済新聞の朝刊です。
黄綬褒章には愛知県からは17名の受章者があり、全国では199名の方が同じ褒章を受章しました。 54年に及ぶカバン作りの人生です。このような機会が訪れるとは思ってもみませんでした。今後も少しでも皆さまに喜んでいただけるよう、「こだわりのランドセル」を作っていけるよう。更に精進したいと考えています。
記念のコースターを作りました。
これを記念し、4月28日から、ランドセルをご予約いただいた方、先着100名様に「特製コースターセット」をプレゼントします。厚いヌメ革を丸く裁断し周囲をニス仕上げとして中央には弊社の「落款」を刻印しました。ささやかですが喜びのおすそ分けです。
愛知県庁本庁舎は昭和13年に建てられた歴史ある建物。
昭和天皇即位を記念する名建築 昭和天皇即位の礼(御大典)を記念する事業の1つとして昭和13年(1938)に完成した歴史ある建物で、84年経った現在も使われています。名古屋城をイメージした屋根 が美しいですね。平成26年(2014)、国の重要文化財に指定されました。子供の頃からよく眺めていましたが、内部へ入るのは、しかも褒章を拝受しに入るのは初めてです。
暖かい伝達式でした。
2階の経済産業局長室で褒章伝達式が行われました。黄綬褒章の受賞者は全国で199名だそうですが、経済産業省関係は全国で15名。愛知県からは2名が受章しました。有形文化財の重厚で明るく広い経済産業局の部屋で、矢野経済局長から伝達を受けました。厳粛で心の籠った素晴らしい時間を体験させていただきました。
愛知県庁の担当者の皆さまありがとうございまし。
担当者の皆さんが「コロナ禍で皇居での天皇陛下拝謁がなくて残念ですね!!」と気遣ってくださいました。章基は大蔵省印刷局で印刷され、褒章は大阪の造幣局で鋳造されたとか。章黄には透かしも入り、日本の印刷技術の粋を見る思いで、美しい仕上がりに思わず見とれてしまいました。この褒章に恥じない仕事と生き方をしなければ…。身の引き締まる思いです。
専用額に収納しました。
章記には16弁の菊の花の透かしが入っていてとても精緻な印刷です。褒章は造幣局で造られているそうで、銀製の周囲には桜の花のレリーフが華やか!発行の日付けと、裏側には私の名前が彫刻されています。 額縁は
沢山の額縁のパンフレットが届き、その中から選んだのは、1枚の額縁の中に章記と褒章、褒章ケースも収納出きる物です。額装は自分で行い工房の壁に掲示する予定です。